クラシック音楽、歴史上作曲家アーティスト別
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ドヴォルザーク スターバト・マーテル ターリヒ チェコ・フィル

■ドヴォルザーク スターバト・マーテル

ティカロバ(s)
クラソバ(a)
ブラシュト(t)
カラス(b)
チェコ・フィル合唱団

ターリヒ チェコ・フィル 52年

第1曲  第2曲  第3曲  第4曲  第5曲
 第6曲  第7曲  第8曲  第9曲  第10曲

聖書のルカ福音書1章46~55節には、イエスの母マリアによる美しい歌が収められている。祈りにも似たこれらの言葉を見いだした時、人は曲を付けようと思うものらしい。ラテン語の歌詞の冒頭を題名にしたこの歌は幾人もの作曲家によって雅な旋律で彩られてきた。ブラームスが審査委員長を務める作曲コンクールにブラームスのハンガリー舞曲集を手本にしたスラブ舞曲集を提出し、見事1位を獲得したドヴォルザークは、ブラームスから「君はメロディメーカーだね」といって祝福を受けたといわれている。それに力づけられたドヴォルザークは、さらに第2集を作曲し、こうして後世に魅惑的な舞踊組曲が残されることになった。美しい旋律を作曲すればヨーロッパで比肩しうるものがなかったドヴォルザークが、古代の最高傑作といわれる福音書所収のこの歌に、どんな衣をまとわせるのだろうか。作曲者と同じ民族の人たちが、作曲者とかわらぬ敬愛を込めて歌いあげた本作は「涙なくして聴くことはできない」といわれるほど感動的な作品に仕上がった。チェコ史上最高の巨匠ヴァーツラフ・ターリヒの深い洞察によって、チェコ・フィルの奏者たちは美しさの陰に織りなすあらゆる感情を紡ぎ出してゆく。そして、世の苦しみすべてを包み込むように、憐れみに満ちた一つ一つの奏でられた旋律は、祈りのように天に昇ってゆく。