クラシック音楽、歴史上作曲家アーティスト別
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ウィーンの偉大なコンチェルトマイスター、アーノルド・ロゼー

■ウィーンの偉大なコンチェルトマイスター
アーノルド・ロゼー

ウィーンの伝統の擁護者ロゼー特集

アーノルド・ロゼー(1863-1946年、本名ローゼンバウム)は、そのヨーロッパでの名声にもかかわらず、58年もの長きに渡って(1881-1938年)1つの楽団の1奏者である自分の立場をかたくなに守り続けた。彼は、17歳でウィーン・フィルハーモニー管弦楽団第2コンチェルトマイスターに就任し、翌年ハンス・リヒターによって第1に昇格、ウォルフガング・シュナイダーハンに後任を任せるまで、同楽団のソリストを務めてきた。この58年間の在任中の最初の40年ほどは、自ら組織したロゼー弦楽四重奏団でも活動し、ヨーロッパ随一の名声を維持し続けた。そのため、レコードの数も多かった。グスタフ・マーラー在任中の1903-09年の期間にロゼーは、24枚のSPをG&T社から出している。この同時期にヤン・クーベリック(ラファエル・クーベリックの父)が、25枚録れたのとほぼ同数であった。他は、サラサーテが10枚、ブールメスターが8枚、クライスラーは4枚しか出していない。このことから当時のロゼーの独特の状況を伺うことができるのかもしれない。その芸風は、ウィーン古典派に属し、カール・フレッシュによれば1870年代の古いスタイルを墨守した奏者であった。19世紀末のウィーン市民の音楽の嗜好を代表するものだったといえるヨハン・シュトラウスやレハールなどのサロン音楽とは対極をなす宮廷や貴族の趣味を知る上でも、ロゼーの奏でた弦の響きは興味をそそるものとなっている。

ゴールドマーク:バイオリン協奏曲 イ短調 第1楽章
メンデルスゾーン:バイオリン協奏曲 ホ短調 第2楽章
バッハ:無伴奏バイオリン・ソナタ 第1番 第1楽章
バッハ:管弦楽組曲 第3番 アリア
ベートーベン:ロマンス 第2番
エルンスト:ファンタジア・ブリランテ(オテロ幻想曲)
サラサーテ:スペイン舞曲 第8番
ブラームス:ハンガリー舞曲 第5番
ヴェエニャフスキ:華麗なるポロネーズ 第1番
ポッパー:夜想曲
ナルディーニ:ソナタ 第7番 ラルゲット
ナルディーニ:ソナタ 第7番 ロンド、アレグロ
シモネッティ: マドリガル
ショパン:夜想曲 第2番
サラサーテ:チゴイネルワイゼン

ベートーベン:アテネの廃墟 序曲