クラシック音楽、歴史上作曲家アーティスト別
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ヨハン・シュトラウス こうもり クレメンス・クラウス ウィーン・フィル

■ヨハン・シュトラウス こうもり

パツァーク(アイゼンシュタイン)
ギューデン(ロザリンデ)
デルモータ(アルフレート)
リップ(アデーレ)
ワーグナー(オルロフスキー公)
ウィーン国立歌劇場合唱団

C.クラウス ウィーン・フィル 50年

第1幕1  第1幕2  第1幕3  第1幕4  第1幕5  第1幕6  第1幕7
 第2幕1  第2幕2  第2幕3  第2幕4  第2幕5
 第2幕6  第2幕7  第2幕8
 第3幕1  第3幕2  第3幕3  第3幕4

オーストリア・アルプスの民族音楽でヨーデルというのがある。これが奥深い山々を下って都市に入り宮廷に至ったのが、ワルツやポルカであるらしい。それらを薫り高い芸術として高めたのが、この作品の作曲者であるヨハン・シュトラウスである。そのため、オーストリア国民、とりわけウィーン人にとっては、シュトラウス・オペレッタの代表作である「こうもり」という作品には特別なものがあるようだ。ウィーンでは、オペラは国立歌劇場、オペレッタ(ミュージカル風)はフォルクスオーパーで上演されるものと明確な区別があるが、こうもりは例外である。両方で上演される唯一の作品である。それだけではない。こうもりは、国立歌劇場ではおおみそかや正月に必ず上演される。この時ピットには当然、ウィーン国立歌劇場管弦楽団が入るが、この正月の上演と同じ時刻に楽友協会大ホール(ムジークフェラインザール)では国立歌管と構成員がほぼ同様のウィーン・フィルハーモニー管弦楽団がワルツやポルカの特別公演をテレビ中継を交えてやっている。これはどういうことだろうか。ウィーン・フィルは世界のどこでも同時に複数存在できるということであるらしい。ウィーン・フィルの日本公演があってもウィーンの国立歌劇場では毎日のようにオペラが上演されている。こういうことが普通にできるのである。それでは、国立歌劇場の団員は多いということなのだろうか。実際に名簿を見てみると実は百人を超えるほどしかいない。ということは正規の団員でない人を臨時で採用しないと、とても間に合わないことになる。それも、かなり大勢必要な筈である。この多くの人たちの実体についての詳細は不明だが、ウィーン・フィルの主席奏者らはウィーン音楽大学の教授も兼ねているので優秀な生徒を連れてきては本番で自分の横に座らせて演奏させることが頻繁にあるらしい。けっこうルーズなのである。この人たちは正規の団員になれないのだろうか。国立歌劇場はあくまでも"国立"だから、団員は国家公務員である。これになればOKだ。(もちろん公務員になったら、それだけで良いわけではない)ただし、オーストリア人でなければならないという規定がある。当然である。公務員だから。さらに3年務めれば、楽友協会会員になることができる。この会員というのが、ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団の団員のことを指している。楽友協会会員にはもちろん幾つか種類があって一般の人でも年間会員費を払えばなれるものもある。これは定期演奏会の年間パスが付いてくる。年に10回、1回を2回やるから実質20回ある定期は、全部席が決まっている。それで普通の人は特別演奏会か海外公演でないとウィーン・フィルのコンサートを直に聴くことができない。地元でも難しいのである。その一方で国立歌劇場は夏以外ほぼ毎日開演しているので簡単に聴くことができる。だから、オペラを演奏するウィーン・フィルを聴くのは簡単だということになる。最安の切符は確か¥200ぐらいだったと思う。この立ち見の席はスタープレイヤーの登場をうければ¥300ぐらいに高騰?する。こういうシステムになっている。ヨハン・シュトラウスのレパートリーをウィーンのこの楽団に定着させたのはクレメンス・クラウスの功績だ。歌手たちまでウィーンっ子を揃えた本作はウィーンの独特の香しさを味わうのにつってつけの名演となっている。洒落た所作1つ1つがなんともいえない雰囲気に満ちている。