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ブラームス・チクルス トスカニーニ フィルハーモニア管

■ブラームス・チクルス

トスカニーニ フィルハーモニア管 52年

拍手  英国国歌演奏  悲劇的序曲
交響曲第1番 第1楽章
第2楽章  第3楽章  第4楽章
交響曲第2番 第1楽章
第2楽章  第3楽章  第4楽章

このライブ録音は、ロンドンのフィルハーモニア管がイタリアの巨匠アルトゥーロ・トスカニーニを招いて行った祭典のような2日間の記録である。上が、1日目の9/30。下が、2日目 10/1の収録である。フィルハーモニア管は、この52年にフルトヴェングラーも招いて録音を行うなど( トリスタンとイゾルデ 参照)大物の登場が相次いでいたようだ。トスカニーニとしては、ブラームスをこの同時期にNBC響とのセッションでも録れている。しかし、この演奏はライブなのでレコーディングが第一の目的でなかったためか、名手らが一気に合わせた感じがあって、その一発勝負のようなところがかえって全体から強烈なエネルギーを引き出し作品の魅力を光り輝かせている。こういう演奏を聴くとトスカニーニは、アメリカのオーケストラとは合わなかったのかと思ってしまう。アメリカでは思い通りにならなかったのか、楽員を強制するようなもどかしさが感じられるが、これとは別のウィーン・フィルとのライブ( 魔笛 参照)でも明らかなように、ヨーロッパのオーケストラに変わると水を得た魚のように自由に振る舞っている。完璧主義者のようにいわれているが、それがうそのように、彼の信条である歌心を存分に楽しんでおり、細かいことを気にしているようには思えないのである。これらの演奏会が終わった後、トスカニーニは、もし私が10年若かったらこのオーケストラと全てのレパートリーをもう1度録れなおしたい、といったといわれているが、確かにここに聴かれる演奏はとても楽しそうだ。それでも当時、トスカニーニ反対派(なぜ反対するかはよくわからない。有力者のねたみや業界内の派閥の関係らしい。島国にありがちな問題である)の妨害(第4番第4楽章にホールの屋根の上で鳴らされた激しい爆竹の音が収録されている)など問題もあり、20世紀の巨匠たちの歩みが苦難の多いものだったことをいやがおうにも思い起こさせるものとなっているのは、この録音の最大で唯一の欠点である。

 英国国歌演奏
ハイドンの主題による変奏曲1
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交響曲第3番 第1楽章
第2楽章  第3楽章  第4楽章
交響曲第4番 第1楽章
第2楽章  第3楽章  第4楽章